βグルカンの特徴や性質について

βグルカンとは、単糖であるグルコースがベータグリコシド結合と呼ばれる様式で多数が鎖のように繋がったものを指します。

単純に一本の鎖のようになっているだけではなく、場合によってはところどころで枝分かれがあり、網目状になっていることも一般的です。

自然界にはキノコや酵母、大麦など一部の穀類の細胞壁に含まれていますが、実は普通の植物の細胞壁に含まれるセルロースも広い意味ではこの一種です。

つまり、グルコースがベータグリコシド結合により多数繋がったものという点では同じだということですが、キノコや酵母などに含まれるものとは性質がかなり大きく異なりますので、一緒には考えないことが普通です。

どのように異なるかというと、大きなものは水に溶けるかどうかです。

普通の野菜の葉などを切り刻んでも水にはほぼ溶けないように、セルロースは水には溶けません。

というか、細胞壁というのはそもそも細胞を外界から隔てる役割をしているのですから、雨が降って水に溶けてしまうようなものでは困るのです。

この意味ではキノコや酵母中の細胞壁であっても同じことのはずですが、そこは自然界の不思議な点で、若干は水に溶けやすいβグルカンも含まれています。

そして、この水に溶けやすい性質こそがヒトに対する機能性食品、サプリメントとして重要なポイントとなっています。

βグルカンのサプリメントを購入する際には水溶性かどうかに着目しましょう。

でないと単にセルロースを摂取しているのと機能的には変わらないことになってしまいます。

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