吸収されやすいフコイダンの選び方

フコイダンは1913年にスウェーデンで発見された多糖類のひとつで、1970年代以降に活発な研究が進められている物質です。

褐藻類に多く含まれており、いわゆるネバネバ成分を構成している物質であり、日本ではありふれた昆布やわかめあるいはモズクといった海藻類が含有しています。

一般的に注目されるようになったのは1990年代後半で、この成分が生物の体内においてアポトーシスと呼ばれる細胞の自然死現象を誘導し、がん化した細胞のアポトーシスに影響を与えることが発表されたのがきっかけです。

このほかにもアレルギー反応の抑制や抗酸化作用など、生物に与える影響が研究されており、人間の健康維持に役立てようとする製品開発も活発に行われています。

人体での働きには未解明な部分もあるフコイダンですが、昔から健康に良いとされる海藻類に含まれる成分なので、健康維持のために活用したいと考えるでしょう。

もしサプリや健康食品からの摂取を検討しているのであれば、吸収されやすい製品を選ぶことが重要です。

フコイダンは多くの糖が結合してできた多糖類で、食物繊維が吸収されないのと同じように吸収効率の悪い成分といえます。

吸収をよくするための低分子化も試みられていますが、低分子化しない方がよいとの考え方もあり、高分子のままで九州を高める工夫も続けられています。

小腸から吸収される成分なので、製品を選ぶ場合には低分子にこだわらず、消化酵素の影響を受けにくいものを選ぶのがよいでしょう。

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